JR北の相次ぐ事故や社長の「自殺」とかで下山事件を連想して『日本の黒い霧』を読み返したりとかしてたら
(なぜか政情不安な時って鉄道事故が多くなるというか、鉄道と謀略って切り離せないというか、満州事変も鉄道絡みだったし)
『神々の乱心』、去年の5月にウィキの項目ができてたのね
<神々の乱心>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E3%80%85%E3%81%AE%E4%B9%B1%E5%BF%83
「大正末期と昭和初期を舞台に、大日本帝国を根底から侵食せんとする新興宗教団体の陰謀を描く歴史ミステリー。」
で、
以前、旧ブログで、この「大日本帝国を根底から侵食せんとする新興宗教団体」が出てくる『神々の乱心』について、
「矢野祐太郎と神政龍神会がモデルとされています。」とか書いてしまっていたんだけど、
この小説に「矢野祐太郎」は問題の団体とは関係ない登場人物として出てくるので
「矢野祐太郎と神政龍神会がモデルとされています。」は間違い。謝罪して訂正します。
ところで、
ウィキの参考文献にも挙げられている
『松本清張の「遺言」-「神々の乱心」を読み解く』(原武史 2009年、文春新書)
は、実によくまとまっている『神々の乱心』のガイドブック、と言いたいところだけど、
実は重要なポイントで意図的な語誘導が何箇所かあるので要注意!なのでR。
(原武史というヒトは「どの皇族が宮中祭祀に何回「出席」したからエライ」とかワケワカラン話をするトンデモ野朗なわけで。キリスト教の「ミサ」の発想なのかな?)
ちなみに松本清張の戦後史モノは当時のアメリカを「悪」としてるけど、
アメリカも「悪」ならソ連も「悪」。つまり二大怪獣の対決。
ただし怪獣アメリカの出すウンコは一部食用可能、怪獣ソ連の出すウンコは猛毒、ってことで4649。
つーか上掲ウィキの項目、重要キーワードの「満州」「阿片」が出てこないところがw